資料館

フラベリック錠

表題の薬について・・・

なぜ、このお話が資料館に投稿させていただいたかというと、
音楽をされる方にとって 【重要】 なことのひとつであることだからです。

フラベリック錠
咳中枢や肺、気管支などに作用し、咳を抑えます。通常、かぜ、気管支炎などにともなう咳症状の改善に用いられます。

問題は、その 副作用
医学的には、口内乾燥、眠気、腹痛、発疹などがあります。
しかし、筆者である私は、この薬を服用したことにより、音程がすべて低く聞こえる という症状に悩まされました。

※ (あー、音程がすべて低く聞こえて気持ち悪い。。これで私も音楽が出来なくなる。。などとも考えてしまった時間もありました。。。。)

 

この薬の副作用で同じような症状が、Web 上でもたくさん掲載されています。
服用を停止すると個人差はありますが、音程は元に戻ります。

 

音楽をされている皆さんの中にもこのような症状にあってしまうかもしれません。
そんなときには、今飲んでいる薬を、確認してみてください。

音程

音程とは、一言で言うと「2つの音の距離を表すもの」です。音程が良い、悪い、というような表現を音楽をされている方では使うと思うですが、これを言い換えると音の間隔の距離が良いか悪いかと言うことになります。
では、音の距離とは何のことなのでしょうか。ここでは、その音の距離について記載していきたいと思います。

音の距離とは、音そのものが鳴っている対象からの距離そのもの・・・ではなく、音と音の間の距離です。
たとえば、『C』と『D』の音の間には、半音が二つ分の距離があります。このことを、「音程」 といいます。つまり、対象の音程からの距離(この場合、『C』からの距離)のことになります。

ジョヴァンニ・ガブリエリ (Gabrieli Giovanni)

Name : Gabrieli Giovanni
Country : イタリア
Age : 1557年~1612年 (いろいろな説があります。)
History : ルネッサンス ~ バロック

ヴェネツィアに生まれたジョヴァンニ・ガブリエリは、叔父アンドレアや、 バイエルンのラッソに師事し、音楽の道に進む。
後に、サン・マルコ寺院の第1オルガン奏者の地位を得る。
天才的オルガニスト、G.ガブリエリは当時少なくとも声楽と器楽の対位法という分野では、当代きっての作曲家として認められていた。
また、1576年ミュンヘンのバイエルン公アルブレヒトの宮廷に行き、4年間前にも述べたラッソの指導する同宮廷楽団に所属。
しかし、1679年アルブレヒトの死後この地を去り、ヴェネツィア戻った彼は、
サンマルコ寺院のオルガニストとサン・ロッコのスクオーラ・グランデのオルガン奏者を晩年まで兼務していました。

彼の弟子に、プレトーリウス、スウェーリンク、シュッツなどがいる。
2つのグループに分かれて応答する合唱や器楽の調べは、サン・マルコ寺院の 内陣の正十字形の設計に、見事に合致し、
それらは十字形の左右にわかれて演奏され、今で言う「ステレオ効果」の原点と考えられている。
また、音楽で初めてf(フォルテ)や、p(ピアノ)と記載した初めての人物だといわれています。
それから楽器のための曲で、この旋律は何の楽器で演奏すべしというようなことを書いたのも、この人が初めてのようです。

3-22声のためのカンツォーネとソナタ集 (1615)

ガブリエリの代表的なこの作品は、ヴェネツィア共和国の重要な祝祭の際に、管楽器を中心としたオーケストラによって華やかに演奏され共和国の「権力」を誇示する手段として使われました。
Sacrae Symphoniae‐Venice,1597 (サクラシンフォニア集)